DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ 放送内容
当院の院長、中平賢吾先生がパーソナリティーをつとめる、ラジオ番組
「DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ」(南海放送:「ニュースな時間」内で放送。)の放送内容のご紹介です。
2019.07.31日放送
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よろしくお願いします。
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今月は綺麗な歯にするためにということをテーマにお話をお伺いしてきましたが、今日は綺麗な口元にするためのいろんな注意をお伺いしたいと思います。
やっぱり歯並びって大事ですよね -
そうですね。
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歯並びで気をつけたいのは、私も子供いますけど、この歯の生え変わる時期ってやはり大事なんですよね?
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子供って、ちっちゃな乳歯から永久歯に変わっていくわけなんですけれども、ちょっと気をつけていただきたいですね。
何を気をつけるかというと、乳歯の段階で綺麗に歯が並んでるかどうかっていうところと、後は永久歯が入るスペースがしっかりあるかというところですね。後は、顎の成長度合いとかっていうのもやっぱり気をつけていく必要があります。 -
顎の成長度合いってどういう風に?
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例えば受け口の人なんかはですね、受け口になっている原因というのが色々あるわけなんです。それが例えば歯だけの原因なのか、骨の成長の度合いによって違うのか。
例えば上の顎の成長は正常なんですが、下の顎の成長が普通よりもたくさん成長してしまっている場合。こういう場合はですね、なかなか大人になって治すっていうのが結構大変なんですよ。
どういう風な治療をするかというと、下の顎が成長している部分ですね、顎の骨を切って後ろに下げてボルトで留めるんです。これはやっぱり入院が必要になったりとか、全身麻酔が必要になったりとかあるんですけど。
これが小学校ぐらいでもうちょっと下の顎でてきてるかなっていう段階で気づいてあげれば、矯正の専門医とかに行くと下の顎が成長しすぎてる場合だと、下の顎の成長を止めるような器具っていうのがあるんですよ。それをはめてると、下の顎の成長が止まって上は普通に成長していくっていうので、顎の成長度合いとしては上も下も一緒に成長していくっていう方法があったりとか。後は上の方が成長が悪い場合とかは、上の顎を引っ張ったりして成長を促す方法があるので。
骨格的なところからくる歯並びの不正ですね、この場合はやっぱり小さいころから確認をしていく必要があるかなと思います。 -
これ乳歯だから、いずれ生え変わるからといってほったらかしてもいけないし。
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そうですね。
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生え変わるときってのものすごく大事なんですね。
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乳歯の場合ですね。
例えば乳歯だからいいだろうみたいな、生え変わるからいいだろうと思ってですね、特に歯磨きをしない方が最近は少なくなりましたけどいらっしゃるんです。
やっぱり甘いものをたくさん取ってる方とかですね、そういった場合は虫歯になってしまうんですね。
例えば、奥から2番目の歯が虫歯になってですね、乳歯で虫歯になると歯の上の部分がなくなってしまったりとかするんですね、虫歯で。そうすると、一番奥の歯が前に前に倒れてくるんです。そうすると、永久歯に生え変わるタイミングで永久歯が入るスペースがなくなってしまう。そうすると、どんどんどんどん歯並びがガチャガチャになってしまう方がやっぱりいらっしゃるんです。 -
そうですか。
ちっちゃいときから本当に歯はきちんとね、見てあげないといけませんね。 -
そうですね、はい。
スペースがね、一番大事なんですよ。よく子供の歯が空いてるっていう方がいらっしゃるんですけど、空いてることって意外といいことなんですよね。結局、乳歯に比べて永久歯の方が大きいのでスペースが必要なんですよ。なので、ある程度やっぱりスペースがあった方がいいかなと思います。 -
そこはそんなに気にしなくても良いことですね
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はい。
永久歯になってスペースがある方はですね、永久歯に生え変わった段階で生え方がおかしくないかとか、そういったことを気にされながら歯科医院に行って、歯並びどうかなっていう相談をしてもらえればいいかなとは思います。 -
そうですね。
定期的に行くことによって、本当に身近に。
私達の世代は歯医者さん行くの怖いみたいなのあったけど、もうちっちゃい頃からね、歯の健康について考えるようになりますしね。 -
そうですね。
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そして今月、ホワイトニングについてもね、お伺いをしたんですけれども。
これから本当ホワイトニングしたいっていう方、夏場に多いと思うんですけども、気をつける点あります? -
そうですね。
最近ホワイトニングサロンみたいなのね、出てきてるんですけど、セルフホワイトニングのような感じですね。患者さん自身が、自分で薬液をつけて白くしていくっていうものではあるんですけど。 -
あの美容院なんかも時々ね、見かけたりしますよね。
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そうですね。
なので、そういったところっていうのは歯科医院、医療機関ではないんですね。ですので、使える薬剤が決まっていたりとかするんです。ですので、歯医者みたいですね、強い薬剤を使うことがなかなかできなかったりとか、後はあの成分的にですね、歯を漂白するということができないんですね。 -
うん。
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なので、どういう風な方法かというと、歯の汚れを浮かせて洗い流すというか。厳密に言うとホワイトニング、元々よりかちょっと白くなるんですけれども、漂白っていうものではないんですね。
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なるほど。もう同じ治療をしてもらえると違うわけですね。
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全く違いますね。
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全く違う。
そしたら本当のホワイトニングをする場合は、やっぱり歯科医院に行かないとできないと。 -
中々できないですね。
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そうだったんですね。
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なので、艶出しのようなものですね。
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なるほど。
歯を白くするためのホームホワイトニングですね、この薬剤もやっぱり気を付けた方がいい点とかあるんですか? -
そうですね。
色んな濃度があってですね、日本では大体20%ぐらいまでかなと思うんですけれども、それぐらいであれば、例えば夜つけて朝起きて外すの忘れてたとかっていうことがね、あると思うんですけどね。それでも一時しみるけど元に戻るっていうのがあるんですけど。
これ20%よりも高い濃度になってくるとですね、夜つけたまま寝てしまうとかなりしみるんです。なので、濃度が高くなればなるほど、やっぱり気をつけていただいて。
そうそうないんですけどね、あんまりにもたくさん、歯を早く白くしたいって言ってですね、マウスピースの中にどばどば薬液を入れて付ける方いらっしゃるんですけど。そうするとですね、マウスピースから薬剤が漏れてしまって、歯茎がちょっと白っぽくなったりとかですね。
後は飲み込んでしまったりすると、やっぱり健康被害出てしまったりするので、もう決められた量をマウスピースの中に入れてパコッとはめていただく方がいいかなと思います。 -
お話は松山中平歯科クリニックの中平賢吾院長でした。
どうもありがとうございました。 -
ありがとうございました。
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このコーナーは松山中平歯科クリニックがお送りしました。
歯の健康について、松山中平歯科クリニックの中平健吾院長にお話をお伺いします。
よろしくお願いいたします。