RADIO PROGRAM

DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ 放送内容

当院の院長、中平賢吾先生がパーソナリティーをつとめる、ラジオ番組
「DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ」(南海放送:「ニュースな時間」内で放送。)の放送内容のご紹介です。

2019.08.7日放送

  • このコーナーは、松山中平歯科クリニックがお送りします。
    歯の健康について、松山中平歯科クリニックの中平健吾院長にお話をお伺いします。
    よろしくお願いいたします。
  • よろしくお願いします。
  • よくあの、インプラントもう少し詳しく教えてほしいという声聞くんですが、今月はインプラントのおさらいということで、徹底的にどんな治療の流れなのかということをお伺いしていきたいと思います。
  • 先月お伺いしたのが、歯を失くしたときの治療法にはブリッジと入れ歯とインプラント、この3つがあるっていう風にお伺いしたんですけども、これもう一度ですね、それぞれのメリットデメリットを教えていただいていいですか?
  • はい。
    まず、ブリッジですね。よく聞く方もいらっしゃると思うんですけど。
    ブリッジはですね、名前の通り『橋』なんですね。橋渡しにするような治療法なんです。なので、失った歯を両隣にある歯を使って支えにして橋を作ってあげて、なくなったところを補ってあげると、そういった治療法ですね。
  • はい。
  • メリットの1つ目としては、まず治療の期間っていうのが短くて済むことですね。
    2つ目は噛み心地。噛んだときのですね、感覚っていうのが自然の歯に近いということ。
    後はですね、材質を選べば保険治療っていうことも可能ではあります。
  • はい。
  • 経済的な面でもですね、優しいっていうところがメリットになるかなと思います。
  • うんうん。
  • で、デメリットとしては健康な歯を大きく削ります。
    だいたい元々ある歯の70%ぐらいになるような感覚ですね。
  • はい。
  • ぐるっと大きく1周削るので、両隣の歯にどうしても負担がかかりやすくなってしまう。元々3本で噛んでたのが、2本で3本を支えるような形になるので、だいたい1.5倍ぐらいの力がかかってしまって、元々健康だった歯っていうのもやっぱり駄目になってしまうということがデメリットとして挙げられますね。
  • なるほど。
    そして、これまではこれがスタンダードだったのかな?
    入れ歯ですよね。
  • そうですね。
    入れ歯っていうのはですね、例えば1本ぐらいであったらブリッジをする方がいらっしゃるんですが、歯が2本なくなったときとか3本なくなったとき、もしくは上の歯が全部なくなってしまったときですね。そういう風にどんどんどんどん歯の本数、なくなってしまった歯の本数がですね、多くなったときにやっぱり入れ歯っていうのは使う方が多いです。
  • うん。
  • 例えばですね、先ほどのブリッジでは例えば2本なくなったときにですね、1本1本だとやっぱりどうしても力が足りないんですね。なので、2本2本で4本大きく削ったりとかですね、そういう必要があるので、例えば2本歯を抜いた場合は入れ歯にしてあげましょうとか、そういう風な選択肢にやっぱりなっていくわけです。
  • うん。
  • 入れ歯というのはですね、残っている歯があればそれにバネをかけたりとかして取り外し式のものですね。残ってる歯がない場合はですね、吸盤のような形で上の歯の粘膜、顎の粘膜ですね、ぴとっとくっつくようなタイプのものになります。
  • はい。
  • 歯を削る量としてはですね、ブリッジと比べてかなり少なくなります。
    ブリッジと同じようにですね、治療の期間っていうのが非常に短い。
    だいたい型取りをし始めて1ヶ月ぐらいで被せ物ができるかなという感じですね。
  • はい。
  • こちらも材質を選べば保険適用になるというのが、メリットですね。
    逆にデメリットとしては、バネがある場合はですね、どうしても金属のバネが見えてしまうので審美的見た目が悪くなるっていうこと。
    後は違和感ですね。元々の歯よりも少し一回りぐらい大きいものが入るので、どうしても違和感があるということ。削る量が少なくてもですね、どうしても両方の歯に掛けますので、それが負担になってしまうっていうこと。
    後は噛む力ですね。これが元々の歯に比べてもそうですし、ブリッジに比べてもやっぱり弱くなってしまう。歯がなくなればなくなるほど噛む力っていうのは弱くなってしまう。
    後は取り外しをしないといけないので、精神的にも負担になるっていうのがデメリットとしてもありますね。
  • そして今、本当にどんどん技術が進んでいるインプラント。
    こちらのメリット、デメリットお願いします。
  • そうですね。
    インプラント。意外とですね、やっぱりインプラントという言葉は聞くんだけど、どういう治療法かがわからないっていう方が結構いらっしゃいます。
    インプラントっていうのはですね、失われた歯の場所のですね、顎の骨の中にチタンでできたインプラント体っていう小さなネジなんですけれども、これを埋め込んでそのネジを土台にしてあげて、被せ物を上に止めてあげるというのがインプラントですね。
  • はい。
  • しっかりご自身の歯と同じようにですね、しっかりと噛むこともできますし、噛む力とかもやはり他の歯と遜色ないぐらいで得られることができます。
    後はですね、僕はインプラントってのは1つの予防治療にもなるんじゃないかなと思ってるんです。っていうのも、やっぱり大きく歯を削ったりとかですね、そういったことをしないので他の歯を守るということも1つメリットとしてはあるのかなと思いますね。
  • インプラントのデメリットっていうのは、これは実は昔からほとんど変わってないんですけれども基本的には3つですね。
  • 1つはですね、入れ歯とかブリッジに比べたら治療の期間がどうしても長くなってしまうんですね。インプラントっていうのはですね、骨の中にチタンでできたネジを入れるんですが、そのチタンでできたインプラント体と骨がしっかりくっつくまでにですね、どうしても時間が必要なんです。最近は技術の進歩もあってだいたい2ヶ月ぐらい、短くて2ヶ月ぐらいですね。しっかり固まってそこから型取りをして被せ物っていう感じなので、最短でもやっぱり3ヶ月ですね。長い場合だとやっぱり骨を作ったりとかいろいろね、足場をしっかりさせないといけないので、もう長い方で1年とか、そういう風にかかることはやっぱりありますね。
  • なるほど。
  • インプラントの治療法としてはですね、歯茎を開かない方法とかもありはします。三次元的にCTで確認をして、インプラントのシミュレーションをするんですけれども、実際に歯茎を開いてみるとCTはちょっと見え方が違っている場合があるので、1本2本でも歯茎を広げた方が僕はいいなと思ってはいるんですが。
    やはり患者さんとしては、開くことによって手術の後に腫れが出たりとかそういったこともありますので、それは1つのデメリットとしてブリッジとか入れ歯にはないデメリットではありますね。
  • 最後3つ目としては、自費治療なのでどうしても金額が高くなってしまうというところですね。術者の技術料であったりとか、材料も本当にピンからキリまでありますので、インプラントのメーカーだけでやっぱり100社以上ありますから、その中でも良い材料を使ってるところとか、やっぱり粗悪なものを使ってる会社とかも色々ありますけれども。
    色んなクリニックで値段の変動があるものではありますが、いずれにしてもやっぱり治療にはやっぱりなかなかなお金がかかってしまうというところはありますね。
  • もしインプラントされた場合はですね、これからする方もそうですけど、ご自身の歯以上にやっぱりしっかり丁寧に磨いていただく必要があります。そうすればもう一生、使っていただけるようなものになるかなと思います。
  • お話は松山中平歯科クリニックの中平賢吾院長でした。
    どうもありがとうございました。
  • ありがとうございました。
  • このコーナーは松山中平歯科クリニックがお送りしました。