DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ 放送内容
当院の院長、中平賢吾先生がパーソナリティーをつとめる、ラジオ番組
「DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ」(南海放送:「ニュースな時間」内で放送。)の放送内容のご紹介です。
2019.05.15日放送
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よろしくお願いします。
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中平歯科クリニックといえば、インプラント。全国的にも有名な歯科医院ではあるんですけども、
中平賢吾先生、今月はインプラントについて、集中してお話をお伺いしております。今日は、インプラント治療に入っていきたいと思います。
あの、インプラント治療に入る前、外科手術とかあるって言ってましたから、いろいろ不安な点もあると思うんですけども、どういう風に進んでいくのか教えていただけますか?
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そうですね、うちのクリニックではですね、初診でいらっしゃった患者さんには、まず、お口の中の検査から始めます。
虫歯はあるかとか、歯周病はあるか、後は噛み合わせもちゃんとしてるかとかですね。
そういったことも検査をさせていただいて、その後に一回、しっかり話をさせていただいています。「インプラントが適してるのか?」、「インプラントがしたいのか?」とか、
そういったお話もさせていただいて、特に問題がなければですね、レントゲンとかCTを撮影していきます。 -
はい。
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インプラントの場合はですね、
顎の骨に、インプラントのネジの部分を入れていくので、どうしてもレントゲン写真のように二次元の写真だけをよく見ても、その薄い一枚の写真ではちょっと情報が足りないので、やっぱり、三次元的に見えるCTというのを撮影して、インプラントの計画を立てる必要があるかなと思います。
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はい。
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そして、「患者さんがインプラント治療を受けたい。」
と、結局最終的にそうなった場合はですね、
精神的に問題がないかとか、
血液にも問題がないかとか必要になってきますので、採血をして確認をします。一本のインプラントでも一度調べて、治療計画を立てています
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へーー。
丁寧に慎重に見てらっしゃるんですね。
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そうですね。
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まず「インプラントをしたいんですけど」と言ったら、「はいOK」ではなく、
まず、その人が適しているかどうかっていうのを全部調べてから、「これだったら、インプラントの治療法が適しているようですね」という風になり、
その方向に決まったら、全身の健康を診るのですね。 -
そうですね。はい。
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血液検査までするのは、何か色々あるのですか?
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患者さんがですね。例えば、特にご高齢の方ですと
「わしはもう全然病院なんかかかっとらんのじゃー」、「すごい健康なんじゃー」みたいな方もいらっしゃるんですけど、実際、血液検査してみるとですね、数値が非常に悪かったとか、糖尿病がかなり進んでいるとかですね、そういった方がやっぱりいらっしゃるんです。
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ええ。
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自分が病院にかかっていないだけで、体は健康じゃないっていう方が割といらっしゃるので、やっぱり、一回血液検査をさせていただいて、全身的に、問題がないかとか、
あとはまあ、血圧とかもですね。問題がないかとか、そういったことは調べる必要があるかなと思います。
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生活習慣なんかも聞くんですか?
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そうですね。
タバコ、喫煙歴とかですね。後は飲酒歴とか、そういったことも色々と話は聞かせていただきます。
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ああ。
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例えば、喫煙はインプラントのリスクファクターの一つです。
インプラントと骨がしっかりくっつかない原因にやっぱりなっていきます。
例えば、ネジを骨に入れて、インプラントと骨がくっつくのには、周りの血液が必要なんです。
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はい。
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ただ、喫煙をされている方は、けっこう毛細血管がもう死んでしまっている方が多いので、そういった方なんかは、やっぱりインプラントと骨がくっつきにくいので、まずは喫煙指導をしたりとかですね、タバコは減らすようにしてくださいとか、そういったことから始めたりします。
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うーん。
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まあ、いろんなリスクの方が関わってきて、時には「インプラントはちょっと無理です」という風な話にはなるんですけれども。
例えばまあ、喫煙だけであればですね、他の方よりかはやっぱりリスクは高いですけど、まあどうしますか?っというようなお話にはなるかなと思います。 -
女性も気になるのが骨粗しょう症…ですね。
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そうですね。
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こういったのは影響するんですか?
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骨粗しょう症のお薬を飲まれている方がけっこういらっしゃいますが、予防的にも骨粗しょう症にならないように、お薬を飲んでる方もいらっしゃいます。
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ええ。
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その中の骨粗しょう症のお薬もまあいくつか種類があって、その中の一つに骨の代謝を止めるようなお薬があります。
骨粗しょう症の場合はですね、骨を新しく作る骨新生とですね、骨を壊していく破骨細胞の働きがあるんですけれども、そのうちのですね、破骨細胞の働きを止めるあのお薬があります。 -
ふーん。
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骨って、その繰り返しで、どんどんどんどん新しい骨、古い骨から新しい骨に変わってるんですけれども。
破骨細胞の働きを止めるとですね、そのサイクルが止まってしまうんですね。
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ほーーー。
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で、そうするとですね。
たとえば、顎の骨を削ったりとか、何かしたときに、骨の壊死が起こってしまったりとかするんです。ですので、長期間薬を飲まれている方とか、あと注射を打たれている方なんかは、あの一回そのお薬を止めて治療をするとかですね。
そういったことも、やってます。 -
うーん。
心疾患を持っている方とかね。
あと、糖尿病の方と、やっぱり治療にもこれから影響してくるわけですね。 -
そうですね。
やっぱり、糖尿病の方は特にやっぱり、感染が一番怖いですね。
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はあー。
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非常に菌に対して抵抗力が弱くなってしまってるので、そういった場合は、やっぱり糖尿病のコントロールをしてからとか、
後は、心疾患の方はですね、術前の抗生剤の服薬とかですね、まあ、いろいろやっぱりやらないといけないこととかですね、考えないといけないことっていうのが増えてきます。
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そういった、体の状況、健康状態をきちんと調べてからでないと、治療にはなかなか取りかかれないという風な姿勢でいらっしゃるのですね。
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そうですね。
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逆にそういったことも、おざなりにして、「はい治療しましょう」というのは、なかなか怖かったりしますね。
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そうですね。はい。
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先生はあの、普段から徹底的に患者さんのお話を聞いて、疑問とか不安とかあったらもう、それを聞き取ってお答えをする。
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はい。
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疑問とか不安とかあったらもう、それを聞き取ってお答えをする。
そういうことをモットーにしてらっしゃるとのことですが、
「私、インプラントを受けよう」と思ったときに、
どういうことを、どんどん聞いてくださいと思いますか? -
そうですね、
すべて聞いていただきたいんですけれども。
例えば、「麻酔痛くないんですか?」とか、「あのどんな術式でやるんですか?」とか、
「手術の後の話」であったりとかですね。後は、「合併症など特に不安になっていること」とかですね。
今は、特にインターネットでよく調べて来られる方もいらっしゃるので、インターネットを見て得た情報の中でも、不安に思ったこととか。
あの、そういったことなんかは、あの聞いていただいたほうがいいかなと思います。
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はい。
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治療費もまず聞いたほうがいいですね。
例えば、「治療費の構成とかがどうなっているのか」とか。
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うん
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そういったのもありますし、まあインプラントって、ネジを入れたら「はいおしまい」じゃなくって、そのあとに被せ物を入れて、
一番最後はメンテナンスが待ってますから、そのメンテナンスの費用はどうなるのか?とか。まあ、そういったことも聞いていただいて、で、そのうえでまあ納得していただいて、まあ治療をされるのがいいかなと思います。
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松山中平歯科クリニック。
場所は松山市千舟町。
おおまかに言うと、ジュンク堂の交差点を渡った向かいのビル。
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ああ、そうですね。
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ということですね。
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はい。
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ビルの7階。
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そうですね。
あの時計屋のプリベ石川さんのビルの上のほうですね。
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まずは相談だけでもね。
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そうですね、はい。
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決定はみなさん後からでもいいですよね。
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そうです。はい。
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相談に乗ることもまずね。
不安解消になると思いますので。
松山中平歯科クリニックの中平賢吾先生でした。
どうもありがとうございました。
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ありがとうございました。
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このコーナーは、松山中平歯科クリニックがお送りしました。
お話はいつものように、松山中平歯科クリニックの中平賢吾先生です。
よろしくお願いいたします。