DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ 放送内容
当院の院長、中平賢吾先生がパーソナリティーをつとめる、ラジオ番組
「DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ」(南海放送:「ニュースな時間」内で放送。)の放送内容のご紹介です。
2019.05.1日放送
-
よろしくお願いします。
-
今月は、中平歯科クリニックグループの本丸と言いますか、
『インプラント』について、お話をいただきたいと思いますが、 -
はい。
-
そもそも、インプラントってどういう意味なのか、どういう治療なのかについて、お伺いしていいでしょうか?
-
ああ、はい。
『インプラント』というのはですね、『植え付ける』という意味の英語なんですけれども、医学用語では、歯科のような、あのネジ式のタイプのインプラントだけではなくて、大きい括りでいうと、
『体の中に埋め込むもの』
というのをインプラントって言うんです。
-
歯だけじゃないんですね。
-
そうなんです。
ですので、あの心臓のペースメーカーとか人工関節なんかも、大きな括りではインプラントという風に言われてます。
-
ふーん。
-
ただ、特にですね、我々、まあ一般の方も認識しているように『インプラント』と言うと、
基本的には、歯が無くなった人が顎の骨に埋め込む、『デンタルインプラント』のことをインプラントという風に呼ばれてますね。
-
何本でもできるってことなんですよね。
-
そうですね。
歯が1本無くなった方でも、全て無くなった方でも、適用になります。
-
歯が無くなってしまうと、いろんな治療方法があると思うんですが、どんな方法があるんですか?
-
歯が無くなった場合はですね。
現在の歯科医療の中では、大きく3つの方法がとられてます。
一つは『入れ歯』、
もう一つは『ブリッジ』、
そして最後に『インプラント』です。この3つが大きな治療の方法になります。
入れ歯で言うとですね、けっこうおじいちゃんが口からポッと出す総入れ歯を想像する方もいらっしゃるんですけれども、それだけではなくてですね、例えば、1本2本が無くなってしまった場合でも、使えるような入れ歯ですね。
『バネ付きの入れ歯』そういったものも入れ歯です。
-
はい。
-
で、『ブリッジ』は、たぶんあの馴染みのある方、けっこう多いんじゃないかと思うんですけれども、名前の通り『橋』なんですね。
-
はい。
-
ですので、両隣の歯を支えにして、無くなった歯を補ってあげる。こういうような治療法になります。
-
うん。
-
『インプラント』に関しては、両隣の歯が無くても、顎の骨に先ほどお話ししたまあ、インプラントを入れることで、他の歯に負担をかけることなく、自分で立つことができると言うような治療法になってます。
-
まあ、それぞれにメリット、デメリットあると思うんですけど。
まず、入れ歯ですよね。
-
はい。
-
良いところと悪いところってどんな点なんでしょう。
-
やはりあの、入れ歯の一番良いところっていうのは、両隣の歯を大きく削る必要がないということですね。
あとは、個人的には取り外しができるということが、良いことではあると思っています。取り外しができるということは、それだけ綺麗に両隣の歯もお掃除ができたりとかするので、まあ、そういったことは良い点かなと思います。
-
はい。
-
逆に、悪い点と言うとですね、
みなさん、よく言われるのは、まあ見た目とか、あと入れ歯というと高齢者のイメージがあるので、そういう風な精神的な所も、やっぱり、デメリットにはなるのかなと思います。
-
うーん。
違和感とか、やっぱりありそうな気がしますけどね。
-
そうですね。
まあ、1本2本だと、そこまでの強い違和感はないですね。
-
ふーん。
-
総入れ歯の場合はですね。
あの、かなり大きい入れ歯になるので、もう『プラスチックの塊が口の中に入ってる』というような感覚ですので、喋りづらかったりとか、
-
うーん。
-
あとは、お食事もですね、しづらかったりとか、そういったことはありますね。
-
そして、ブリッジですね。
どんなメリット・デメリットがありますま?
-
そうですね。
ブリッジの良い点というとですね。保険が使えて安く済む治療であり、治療回数も比較的少ないというのと、
あと、入れた感じですね、噛んだ感覚であったりとか、そういったものがほんとに、ご自身の歯に近いです。 -
はい。
-
そういったものがメリットだと思います。
逆にですね、
デメリットとしては、両隣の歯を大きく削る必要があるので、例えば、両隣の歯が治療していない健康な歯であれば、それを大きく削って、場合によってはしみたりとか、そういったこともあります。しみる場合は、神経を取っていかないといけないとか、そういう必要があるのが、まあ大きなデメリットです。 -
ふーん。
-
あとは、例えば1本歯が無くなった場合ですと、3本の歯を2本で支えないといけない。なので、両隣の歯にかなりの負担がやっぱりかかってしまう。
というのが、やっぱり悪い点かなあと思います。
-
健康な歯を削るって、ちょっと躊躇しますね。
-
そうですね。
やはり、みなさん、ためらわれる方が多いですね。 -
うーん。
では、インプラントはどうでしょう?
『無くなった歯のところに、歯を再建』?どう言ったらいいんでしょうね? -
そうですね。
歯が無くなった、顎の骨の中にですね、チタンでできたネジ式のインプラントというものを入れて、それを土台にして、その上に被せ物(人工の歯)を固定をしていく方法です。
入れ歯や、ブリッジのように両隣の歯を削ったりとか、そういう必要は無く、負担をかけずに自分の力で立つことができる。というのがまあ一番のメリットかと思います。
-
はい。
-
逆にデメリットとしては、
実は昔から、その3つのデメリットていうのが言われていてですね、1つ目は、自費治療なので金銭的なところが、高額になってしまうこと。
2つ目は、外科処置ですね。
例えば、1本のインプラントの治療といってもやっぱり、歯ぐきを開いたりとか、顎の骨を削ったりとかですね。まあ、そういった外科処置が必要になってしまいます。
3つ目は、治療の期間が長くなってしまうことですね。
ブリッジなんかはですね、まあ長くてもだいたい1ヵ月ぐらいで、最終的な被せ物ができるんですけれども。インプラントの場合はですね、インプラントのネジと骨が、結合するのを待ってから被せ物に入るので、だいたい2ヶ月〜3ヶ月ぐらいはやっぱりかかる治療になりますね。
他の治療に比べたら、やっぱりその治療期間が長くなってしまうのがデメリットですね。 -
これ、『どういう風に選んでいったらいいでしょうか?』と、やっぱり悩まれる方も多いと思いますけども。
どうでしょうか?
-
そうですね。
一番は、患者さんのご希望で選んでいくことが多いですが、まずは、ご自身の歯を削りたいのか、削りたくないのか、とか、あとは、金銭的なところもありますし、一概にこの治療法がベストっていうのが言えなくて…
やっぱり、患者さん一人ひとりに合わせた治療法というのがあるのかな?というのは感じますね。
-
いろんな考え方できると思いますので、
しっかり、中平先生も相談に乗ってくれるわけですよね?
-
もちろんです。
やっぱり、患者さんそれぞれで治療法が変わってくるので、一番最初ですね、治療の方向性であったりとか、そういったことは相談もさせていただきますので、ご相談いただければと思います。
-
はい。しっかりと先生とね、相談してみてください。
今月は、インプラントについて、お話をお伺いしております。
松山中平歯科クリニックの中平賢吾先生でした。
どうもありがとうございました。 -
ありがとうございました。
-
このコーナーは、松山中平歯科クリニックがお送りしました。
いつものようにお話は、松山中平歯科クリニック院長の中平賢吾先生です。
よろしくお願いいたします。