DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ 放送内容
当院の院長、中平賢吾先生がパーソナリティーをつとめる、ラジオ番組
「DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ」(南海放送:「ニュースな時間」内で放送。)の放送内容のご紹介です。
2019.4.17日放送
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よろしくお願いします。
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今月は、歯周病をテーマにお話しいただいておりますが、歯周病って、これだけコマーシャルで歯周病を予防しましょう、と言うこと日々聞いてるんですが、増えているんですね。
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そうですね。
聞いたことがある方もいらっしゃると思うんですけど、あの8020運動というものが推進されています。
80歳でも、20本以上のあの歯を残そうという運動ですけども、それが達成されて、まあ、うれしいことではあるのですけども、その分やはりあの、歯が残ってる方がいらっしゃるので。
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ええ。
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どんどんどんどんですね。
やっぱり、歯周病っていうのは、歯があるところに歯周病が起こるので…。
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はあ。そういうことですか。
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はい。やっぱり、残ってる歯が多くなると、歯周病にかかる方もどんどん増えていきます。
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そうするとでも、80歳まで20本の歯を健康的に残したいんですけども、どういう風にしたらいいんでしょうか?
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歯周病の一番の予防っていうのは、常々言っているようにですね、ご自身での歯ブラシというのは間違ってはないんです。
ただ、沈黙の病って言われるようにですね、知らないうちに、どんどん進んでいくような病気ですので、進行していないかどうか、『定期的なメンテナンスをかかりつけの歯医者さんで受けていただく』というのが、やっぱり一番かなとは思います。
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定期的な歯のメンテナンスですね。
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はい。
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子どもとか若い人は、割と行きますよね。
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そうですね。はい。
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歳をとってしまうと、もういいだろう、という風に考える方が多いんですよね。
お歳を召した方こそ行っていただきたいということですね?
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まあ、そうですね。
若い方よりもやっぱりお歳を召した方のほうが、唾液の量が減ってきたりとかで歯周病にかかりやすいです。
加齢変化によってやっぱり、歯周病にかかりやすくなってしまいますから、やっぱりお歳を召した方でも、歯周病の定期的なメンテナンスはしてほしいですね。
お歳を召した方が、歯が無くなってしまうとですね、どんどんどんどん認知症のリスクも高くなってしまいますし、やっぱり今ある歯は亡くなるまで大事に残して、自分の歯でお食事を召し上がっていただくというのが一番良いことかな、とは思います。
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はい。
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歯周病がまあ1回進行してしまった方の場合はですね、やはり、歯周病の治療というのは、回数がかかってきます。
どんな治療をするかっていうとですね、汚れを1回全部取り切るという治療にはなるんですけれども、進行した歯周病の場合は麻酔を使ったりとか、あと、歯ぐきを切ったりとか、そういった処置が必要なので、一気にっていうのはなかなか難しいんですね。
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はい。
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歯周病は感染症なので、1回お口の中で感染すると、左下だけとかじゃなくて、右上もとかですね。
いろんな場所で骨がどんどん溶けてしまっていて、それぞれの場所で回数を分けながら、治療をしていく必要があるので、どうしても治療の期間が長くなってしまう傾向にあります。
やっぱり、我々が見ることができるのは、1年間のうちに多くてもまあ、10回ないぐらいですから、あとの365日は、まあ、ご自身でのしっかりしたあの、歯ブラシっていうのが大事になってしまいますね。
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はい。
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あの、TCHというお話をたぶん前にさせていただいたんですけども、歯と歯が常に当たっているような状態のあの、癖のことを言いますが、歯と歯が当たり続けていると、歯にとっては非常に負担になってしまってですね。
歯周病には感染してないんですけれども、どんどんどんどん骨が溶けてしまう、ということがあったりはしますね。
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はあ。
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そうなってしまうとですね。
元々、歯周病じゃなかったのに、グッと食いしばることで、周りの骨が溶けて、歯ブラシでは、汚れが取りきれなくなってしまい、そこに汚れがどんどんどんどん溜まり、そこで歯周病に感染してしまうっていう方はいらっしゃいますね。
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はあ。
噛み合わせって、そんな大事ですねえ。
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そうですね。噛み続けるっていうのは良くないですね。
特にその、例えば、デスクワークの仕事をされてる方とかですね、ずっと集中してパソコンに向かっているとですね、いつのまにか歯を食いしばってしまうことがあります。
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はい。
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歯と歯が当たっている時間は1日のうち、だいたいまあ17分ぐらいが、正常なんですね。
お食事のときも含めて17分ですから、そう考えると、24時間のうちで、当たっている時間というのは非常に短いんです。なので、それ以上グッと食いしばってしまうと、どうしても歯に負担がかかってしまいます。
まあ、ポカンとして、口を開けてるのが、いいっていうわけでもないんですけれどもね。
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ふふふ(笑)
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唇は閉じていても、歯と歯のまあ、奥歯ですね。
少しすき間が空いているような状態っていうのが一番理想ですね。
まあ、僕も実はTCHなんですよ。 -
はあ。
だって、すごく繊細な技術を求められますもんね。
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そうですね。例えば、歯を削っているときとかですね。
息も止まって、歯を食いしばってけっこう大変なんですけど、そういう状態が続くとですね、やっぱり肩が凝るっていうのが一番多く、出てくる症状としてはありますね。
あとは、頭痛とか起こります。
まあ、普段デスクワークする方とかでしたら、パソコンの画面の端っこのほうにちっちゃな付箋を貼っといて、それを目にしたときに、歯と歯を離しているかどうかの確認をしていただけると、TCHの予防には効果的かと思います。
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あと、おっしゃってたように、
この歯周病とか歯に悪いことっていったら、喫煙もだめでしたよね?
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そうですね。
喫煙はもう絶対だめですね。
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ふーん。
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タバコに含まれる、ニコチンですよね。
このニコチンは、歯ぐきってけっこう細かい血管が通ってるんですけれども、その毛細血管を縮めてしまって、歯ぐきに栄養が行き届かなくなってしまって、それで歯周病が進行するっていうことはあるので、やっぱり喫煙はもう一本でもだめですね
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はい。
そして、ストレスのない生活をすると。
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そうですね。
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スポーツもしながらということですね。
是非、みなさん、こう定期的にメンテナンスをするとか検診をして、歯の健康チェックしたいですね。
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はい。そうですね。
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お話は、松山中平歯科クリニックの中平賢吾先生。
松山中平歯科クリニックの場所なんですが、
松山市千舟町、ジュンク堂のあるビルのお向かいのビルの7階になりますので、歯の健康チェックもなさってみてください。お話は、松山中平歯科クリニックの中平賢吾先生でした。
どうもありがとうございました。
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ありがとうございました。
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このコーナーは、松山中平歯科クリニックがお送りしました。
お話は、いつものように松山中平歯科クリニックの中平賢吾先生です。
よろしくお願いいたします。