DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ 放送内容
当院の院長、中平賢吾先生がパーソナリティーをつとめる、ラジオ番組
「DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ」(南海放送:「ニュースな時間」内で放送。)の放送内容のご紹介です。
2019.4.10日放送
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よろしくお願いします。
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今月は、歯周病についてお話いただいておりますが、先週は歯が無くなっていくと、こういう影響が出ていくというお話いただきました。
歯が一本無くなるだけでも、口の中のバランスが悪くなって、いろんな影響が出てくるということだったんですが、
このあと、どういう風にして治療をしていくのでしょうか?
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そうですね。
現代の歯科医療の場合は、基本的には『(部分)入れ歯』、
抜けた箇所の両隣の歯を削って、数本分連結した人工の歯を入れる『ブリッジ』という治療法、
後は、骨の中にですね、チタン製のネジを入れて、上に被せ物をつくる『インプラント』、この3種類の方法が主にありますね。
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はい。
メリット、デメリットはどうなんでしょう。
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やはりあの、それぞれの治療法にメリット、デメリットがあってですね。
まず、(部分)入れ歯ですと、両隣の歯を大きく削る必要はないです。
まあ、入れ歯を支えるためのバネをひっかけるための溝を両端の歯を削って作るんですけれども、多く削る必要はないです。
ただ、やはり両隣の歯にバネをひっかけるので、引っ掛けられた歯には負担がかかってきたりとかします。後は、お食事のたびに取り外したりとか、寝るときに外してしっかり綺麗に洗わないといけない、という煩わしさというのが、デメリットとしてあるかなあと思います。
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ブリッジはどうですか?
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ブリッジは両隣の歯をですね、大きく削って、土台となる芯だけ残して、上から数本分連結した歯をカポッと被せてしまう方法です。これもですね、メリットデメリットがあります。
まず、メリットとしては、入れ歯のように取り外すっていう煩わしさはないですね。
ただ、デメリットとして、両隣の歯、例えば健康で神経も取ってない歯だったらその歯をわざわざ大きく削る必要があってですね、場合によっては便宜的にちょっと神経を取らないといけない場合もあったりとか、そういう必要も出てきます。
入れ歯よりもですね、両隣の歯に負担がかかるので、ずっと使ってると両隣の歯が元々健康だったのにどんどんどんどん悪くなって、抜かなければいけないという場合にも、やっぱりなってきます。
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最後にインプラントはどうですか?
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インプラントの場合はですね。
メリットとしては、両隣の歯を削る必要も無く、自分自身で立つことができるので、他の歯を守るということがメリットとしてはあるかと思います。
デメリットとしてはですね、
保険外の治療になるので、非常に高額になってしまいます。そんなに大きな手術ではないんですけど、外科処置が必要になってしまいます。
また、インプラントと骨がしっかりくっつくまでの時間を待たないといけないので、治療期間が少し長くなってしまいます。まあ、だいたいインプラントをしてから最終的な被せ物が入るまで、3ヶ月間ぐらいはかかるので、他の治療法に比べるとちょっと治療期間が長くなってしまう傾向にありますね。
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そのあと、もう一生ものって考えると…。
3つそれぞれ選択する方がある種、併存してあるわけですか? -
そうですね。はい。
やはりあの、どうしても自費治療のインプラントはですね、金銭的なところで受けることができない方や、外科処置が怖いという方はインプラント以外の選択肢を選択される方もいらっしゃいますね。
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なるほど。
外科処置ということは、インプラントは本当に腕のある先生じゃないと、なかなか怖いところもあるのでしょうね。
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そうですね。
まあ昔、週刊誌とかでも話題にもなりましたが、インプラントメーカーがですね、セミナーを主催してるんですけど、そこで一日研修をして、そのままインプラントをする先生も、いらっしゃいましたね。 -
そうなんですか。
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はい。
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ちょっとこの収録前、お話をお伺いしたときに。
中平先生は、休みの日に研修の日を設けて、実地に近い研修をみんなで熱心にやってる、と言う話をお伺いました。
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はい。
インプラントの治療って、外科処置の中では手術自体はそんなに難しくはないんですけれども、ただやはり、インプラントを入れる方向とか、そういったものは回数をこなさないと、なかなかわからないのですね。
なのに、そういった所を患者さんでそのままぶっつけ本番でやるというのは、僕たちももちろん怖いですし、患者さんとしても相当不安だと思います。
なので、お休みの日に、中平グループのドクター(松山と今治と東京のクリニックのドクター)が集まってですね、豚の骨とか使って練習しています。
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びっくりしました。
豚の頭の骨を集めてきて…。
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はい。
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そこで骨を削ったりして、
技術の練習をするわけですか。
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はい。ただ穴を開けて入れる、だけじゃなくてですね、3次元的な物の見方とか、そういったものを頭の中に叩き込むじゃないですけど、そういう練習をしてますね。
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じゃあ、休みの日、その豚の頭、頭部を何頭も見ながら。
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そうですね。はい。
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みんな、必死で?
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そうですね。
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技術を教える先生は、あの日本でも有名な中平歯科クリニック銀座の院長でいらっしゃいます、お父様ですか?
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ああ、そうです。
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第一人者が、間近で教えてくださるのですね。
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ああ、そうですね。はい。
技術の伝承ということで、インプラントの埋入手術もそうですし、あとは縫合一つにしてもですね、やはりいろんなテクニックがあります。そういったことを、平日は仕事がどうしてもあるので、休みの日にみんなで集まって…
そう考えると、けっこう歯医者が好きなのかなっていう感じもしますね。
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そうですよね。
そこまで、みんなその、個人的にね、集まって、お金も出して。
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そうですね。はい。
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ちゃんと研修、時間も削って。
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そうです。
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骨も削ってみたいな。(笑)
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そうですね。はい。(笑)
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あの、ご自身でその、そこまで研修される方(歯医者)はいらっしゃるのですか。
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いやあ、やっぱり、クリニックとしてやってる所は、少ないんじゃないかなと思います。
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でしょうね。
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はい。
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本当に、やっぱりそこまでもう技術を磨いて、最良の治療をしようという気持ちなんですね。
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そうですね。はい。
やはり、一番は患者さんの幸せなので、そこに繋がるためにはうちのスタッフはみんな努力を惜しまないような格好ですね。
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来週はですね。
あの、歯周病が、まあ、流行ってるんですか。
こんなに一生懸命歯磨きしてるのにね。
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そうですね。はい。
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そういった実情についてお話をお伺いしたいと思います。
松山中平歯科クリニックの中平賢吾先生でした。
どうもありがとうございました。
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ありがとうございました。
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このコーナーは、松山中平歯科クリニックがお送りしました。
松山中平歯科クリニック院長の中平賢吾先生です。
よろしくお願いいたします。