DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ 放送内容
当院の院長、中平賢吾先生がパーソナリティーをつとめる、ラジオ番組
「DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ」(南海放送:「ニュースな時間」内で放送。)の放送内容のご紹介です。
2019.08.14日放送
-
よろしくお願いします。
-
今月はインプラントについて、もう一度詳しく丁寧にお伺いしているんですけども。
先週は歯を失ったときの治療法にはブリッジと入れ歯とインプラント、この三つの方法がありますよというね、それぞれのメリットとデメリットをお伺いいたしました。 -
今日はですね、そのインプラント、一番自然に近いものであるし、そして丁寧にケアをすれば一生健康な自分の歯と同じように美味しいものが食べられるというお話をお伺いしたんですけども、このインプラント、こちらの手術法とか治療の流れってのを教えていただいていいでしょうか?
-
一番最初にですね、もちろんカウンセリングとか検査はしていくんですが、今回手術から説明をさせていただければと思います。
-
はい。
-
インプラントの治療の方法というか、大きな手技として二つにわかれるんですね。
-
はい。
-
一つは1回法と呼ばれる方法で、もう一つは2回法と言われる方法ですね。
この1回2回っていうのは何かというとですね、手術の回数なんですね。 -
まず2回法からいくと、インプラントのネジを骨の中に埋め込むんですね。そのままネジを埋め込んだら、上のネジの部分に蓋がつけられるので蓋をして、その上から歯茎で覆うんです。ですので、インプラントのネジは歯茎の下にあるような状態ですね。
この状態でインプラントと骨がしっかりくっつくのを待って、インプラントと骨がくっついたなと思うタイミングでもう一度歯茎を開いて、元々していた蓋を外して、今度そこにインプラントと被せ物を繋ぐ土台の部分ですね、これを取り付けていきます。で、もう一度縫い合わせをしていく、というのが2回法の手術の流れです。 -
ほう。
-
それに比べてですね、1回法というのは、まず顎の骨の中にインプラントのネジを入れます。最初の段階で上の被せ物とインプラントを繋ぐ土台をつけてしまって歯茎を閉じるんです。そうすると、土台の部分は歯茎の上に出てきてるんですね。この状態で、インプラントと骨がしっかりくっつくのを待つという感じですね。
-
ですので、
1回法っていうのは、最初から歯茎の上に土台が見えてるような状態。
2回法というのは、インプラントと骨がしっかりくっつくのを待って、それからもう一度歯茎を開いて土台を立てるという、この2種類の方法があります。 -
何か1回の方が早く済むんじゃないかなって思ったりするんですけども、これはどういう風にわけるんですか?
1回法か2回法かっていうのは。 -
基本的にはですね、うちのクリニックでは1回法の治療でやってます。
-
うん。
-
2回法を使う場合はどういうときかというと、インプラントに負荷をかけたくないときですね。
例えば、顎の骨が薄くて人工的な骨を足さないといけないときとかですね。そういったときに余計な力をかけてしまうと、くっつきかけてたインプラントが取れてしまったりとか、そういった恐れがあるのでじっくり待ちたいときは2回法でいって、歯茎の下に埋めてだいたい半年ぐらい寝かせるような感じですね。 -
インプラントってイメージでは人工物を入れるっていうようなイメージだった。
結構その、元々私達の体に備わっている力も生かしながらの治療なんですね。 -
おっしゃる通りですね。
-
基本的に人工的な骨を作るとかインプラントがしっかり固まるっていうのは、人が治癒をする過程の中にインプラントっていうのを放り込んでるようなもんなんですね。
ですので、例えば骨に穴を開けてそのまま放置しておくと、骨の穴もだんだん埋まっていくんですね。骨の穴がだんだんだんだん埋まっていく中にインプラントを入れておくと。そうすると、インプラントを取り囲んでぐぐっと骨が固まってくれるので、それでインプラントってしっかりくっついていくんです。 -
なるほど。
それが本当にこうね、大事にすれば一生もの。 -
そういうことですね。
はい。 -
でもこれ手術っていうのは、やっぱりそれだけ丁寧にすると結構かかるんですか?
1日がかりとか。 -
基本的に例えば1本であったりとか2本であったりとかであれば、手術の時間は大体30分から1時間ぐらいですね。
もちろん入院も必要ないですし、もうその日のうちに帰っていただけるというような感じですね。 -
痛いんですか?
-
麻酔をさせていただくので、痛みとしてはほとんど感じることはないかと思います。麻酔が覚めた後もですね、これはもう本当個人差ですが、全く痛まない方と痛み止めを昨日の夜は1錠飲んだよっていう方と2パターンにわかれますが、そんなにもう激痛でもうどうしようもないっていう方は今までいらっしゃらないですね。
-
そうすると、その後食事とかいろいろ変わってきます?
-
食事に関してはですね、入れる本数によってもやっぱり変わってくるんです。
例えば1本2本を右下の奥に入れた場合はですね、左下がしっかり残ってれば左側で食事してくださいっていうぐらいで、もうそんなに食事の制限っていうのはないですね、1本2本の場合は。 -
ただまあ、上の顎全体を治療した場合とかは、やはりまずは軟らかいお食事から取っていただくんですが、インプラントを右側に入れて左側で食べればいいやって言ってちょっと硬いものを召し上がられる方もいらっしゃるんですけど、不意にね反対側に行くこともあるんですよね。
-
硬い物がね、急にね。
-
なので、そういったものはちょっと避けていただいた方がいいかなと思います。
-
これ、どのぐらい続くんですか、その食事の制限というのは。
-
基本的には、やっぱり骨とインプラントがしっかりくっつく2ヶ月ぐらいを目安にはしてますね。
-
なるほどね。
-
さて、そのインプラントなんですけれども、松山中平歯科クリニックの中平賢吾院長もインプラントの治療もなさっていらっしゃると。
これも丁寧なカウンセリングのもと、皆さんがインプラントだけじゃなく、歯が無くなった場合にブリッジがいいのか入れ歯がいいのか、それともインプラントがいいのか、そういったことからもカウンセリングを丁寧すると。 -
そうですね。
やはりもう、インプラントがその患者さんにとってベストな治療法とは限らないですから。やはり他の治療法も提案しながらですね、どの治療法が最善なのかっていうのを一緒に決めていくような形ですね。 -
はい。
-
その松山中平歯科クリニックですが、松山市千舟町ジュンク堂のビルの道路を挟んで向かいのビルの7階ですね。
こちらホームページもございますので、ぜひ確認してみてください。 -
このコーナーは松山中平歯科クリニックがお送りしました。
歯の健康について、松山中平歯科クリニックの中平健吾院長にお話をお伺いします。
よろしくお願いいたします。