RADIO PROGRAM

DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ 放送内容

当院の院長、中平賢吾先生がパーソナリティーをつとめる、ラジオ番組
「DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ」(南海放送:「ニュースな時間」内で放送。)の放送内容のご紹介です。

2019.06.26日放送

  • このコーナーは松山中平歯科クリニックがお送りします。
    いつものように歯の健康について、松山中平歯科クリニックの中平賢吾先生にお話をお伺いします。

    よろしくお願いいたします。

  • よろしくお願いします。
  • 今月は、虫歯について色々な角度から、お話をお伺いしてきましたが、『虫歯になってるかどうか』といったチェックと、『治療について』、お伺いしたいと思います。

    自分が虫歯になっているかどうか?というのは、痛くなったら気がつくんです、その前にわかるんですか

  • そうですね。

    ご自身で、気づくのはかなり難しいです。

  • はあ、そうなんですか。
  • はい。

    専用のライトとかがないと、お口の中って、かなり暗くって見えないので、せいぜい、見えても真ん中から数えて4番目ぐらいまでかなと思うんです。

  • ええ。
  • 虫歯になっているかどうかはですね、鏡で見ていただいて歯の色が例えば、白っぽくなっていたりとか、そこだけ茶色くなっていたりとか、というのを見て「ここ虫歯かも…。」というぐらいですね。
  • 白っぽいていうのも、ポイントなんですか?
  • そうですね。
    歯の中が虫歯になると、光の屈折率っていうのが変わってくるんです。

    そうすると光って歯の中をけっこう綺麗に通るんですけど、ちょっと透明感があり、白濁したような白っぽい色になってしまうんです。

  • それ、虫歯だったんですね。
  • そうですね。
    初期の虫歯ですね。
  • えーー。
  • ただ初期の虫歯であれば、そのあとしっかり手入れをしてずっと、磨いていただけるとそれ以上は進行はしないんです。
  • ううん。
  • 歯と歯の間の見つけ方は『クロス』が有効ですね。

    糸ようじを通してみて抜いたときに、糸ようじがちぎれないか、繊維がなんかひっかかってないか、とかどうかですね

  • はあはあ。
  • そういうので虫歯の判断をしていくんです。糸ようじが、ちょっとひっかかって切れるとかですね。

    歯って基本的には、ツルツルなんですけれども、どこかにひっかかるポイントができてます。そういった場合は、虫歯になりかけてるとか、虫歯になってる、ということが多いですね。

  • まあ、『あれ、ちょっと違和感あるけどまあいいや』っていう風に、放っておくと、『ちょっと水が沁みるよね…。』ってことになり、もうけっこう進んでいるってことですか。
  • そうですね。
    もちろん、知覚過敏とか虫歯じゃないこともあるはあるんですけれども、

    今まで沁みなかったのに、水飲んだら10秒ぐらいずっと痛いとか、そういったときは、虫歯になっている可能性が高いですね。

  • 初期の段階でなんとかしたいけど、なかなか自分ではわからないですね。
  • そうですね。
  • それこそ、定期的な検診に行くがどうかで後で大変なことになりますね。
  • そうですね。
    気づかずにどんどん虫歯が進行するとですね、やっぱり、あとあとが大変ですね。
  • 大変なことになってしまうと、どのように治療していくんでしょうか。
  • 虫歯っていうのはですね、いろんな段階があるんですね。

    先ほどお話ししたように、歯の表面が白濁してる、というのは『初期虫歯』というか、虫歯予備軍とでも言ってもいいかもしれません。

    そういう状態はしっかり、歯磨きをしていただいて、そこに汚れがたまらないようにしていただければ、その後また、虫歯が進んでいくっていうことはないです。

  • うーん。
  • 少し、虫歯が進行して、『ちょっと穴が開いてしまった…。』ような状態。
    まあ、歯科用語でいうのもあれですけど、C1というような状態なんですね。
  • うん。うん。
  • 歯にはですね。

    外側にエナメル質、中側に象牙質ていうようなものがあるんですけれども、そのエナメル質、歯の外装の硬い部分ですね。

    そこが溶けている状態というのは基本的にはそのまんま様子を見るか、もしくはそこの虫歯だけ取って樹脂で詰める。

    ていう方法が、今はけっこう取られてます。

  • はい。
  • そこからさらに虫歯が進んで、いわゆる象牙質という硬い組織の一個内側ですね。そこまで進んでいくと、歯が痛くなってきます。
  • うーーん。
  • 象牙質からはですね、神経が非常にまあ近くなってきていて、そこの歯に与えられた刺激がですね、けっこう神経に直接伝わってくるような部分です。

    なので、『冷たいものを飲んだら沁みる』とかそういった物は大体ここら辺の段階からなってきます。

  • はああ。沁みるんだ。
  • はい。痛みがでると思います。

    そういった場合は、樹脂で詰めたりとか、もう少し虫歯が大きい場合は詰め物したり、保険診療なら銀色の詰め物をしたりとか、そういったものをしていきます。

  • はい。
  • さらに、虫歯が進んでですね、今度は神経までいってしまってる場合。
  • ええ。
  • これは歯科用語ではC3と言うんですけれども、神経までいってしまってる場合はですね、色んな治療法があるんですけれども、基本的には神経を取る治療法になってくるかと思います。
  • ええ。
  • ここまでいくとですね、何もしなくても歯が痛いです。
  • はああ。常にね。
  • もう、ズキズキして、「もうダメ…」「どうしたらいいの…」「どうにしかして…」
    となるのですけど、実はこれ、どうにもできないんですね。

    そこまで痛くなるとですね、歯医者にいらっしゃって麻酔をしても麻酔が効かない。

  • えーー。
  • もう、何をしても痛いと、いうことがほとんどですね。
  • うーん。
  • そうなってしまうとですね。我々、何て言ってるか言うとですね。

    「神経を取るチャレンジをしてみます。ただ、ここまでお痛みが出ているとですね、麻酔をしても麻酔が効かないかもしれません。麻酔を2本、3本と打って、もしお痛みが全然取れない、触っても痛いと、いう場合でしたら我慢してもらうしかないです。」

    という風に、お伝えします。

  • うん。
  • まあ、麻酔薬はちょっと、周りの組織の状態によって、効く効かないっていうのがあるんです。
  • はああ。
  • 炎症が実際に起こってる所っていうのは、非常にやっぱり効きづらいんですね。
  • ふーん。
  • まあ、痛みが耐えられないぐらい痛い場合はですね、

    効かない場合が多いんです。

  • そうなるまで、痛みを放置していたということですか?
  • 急に来ると思いますよ。
  • あ、そうなんですか…。
  • はい。

    『水で沁みたなあ』って思っていたのが、『いきなり痛くなる』っていうのが、ありますね。

  • ふーん。

    それがもう『コントロールできないぐらい痛い…。』
    ていうふうに、急に来るのですか?

  • はい。
  • ふうん。
  • そうなってくるとですね。

    我々の最終手段は、痛いって言われながらですね、「申し訳ないな」って思いながら、歯を削るんですけど、実際に、神経を見せるんですね。

  • はあ。
  • そして、そこにですね、麻酔薬を直接刺すんです。
  • ええ。
  • 神経に直接ですので、すごい痛いんです。
  • うわあ。
  • でも、すごく効くんですよ。
  • ああ、刺すときがすごい痛いわけですね。
  • そうです。
  • 効きそうですね。

    直接ですもんね。

  • そうですね。

    だいたい神経は痛みが出てからですね、
    2、3日ぐらいで、あの死んでしまうんです。

    激痛ってやっぱり、そんなに長くは続かないんですね。

  • うんうん。
  • 大体まあ、3日〜4日ぐらいで、ちょっとずつ落ち着いてくるんです。

    でも、それは治ったわけじゃなくって、ただ神経が死んだだけですが、そうなってくると今度は麻酔が効きますので、それから根の治療というふうに進むことが多いですね。

  • 取り返しのつかないような痛みになる前に、是非、専門の先生のところで相談して治療を受けてください。
    松山中平歯科クリニック。

    場所ですが、松山市千舟町、ジュンク堂の道路を挟んで向かいのビル。
    こちらの7階になります。

    中平歯科クリニックの中平賢吾先生でした。
    どうもありがとうございました。

  • ありがとうございました。
  • このコーナーは、松山中平歯科クリニックがお送りしました。